Second Light
「なんで……?!……なんで、そんなこと……!」
「お前が好きだったからに決まってんだろ。」
『胡桃のためなら命だって、かけてやるよ!』
ねぇ、嘘でしょ?
私は、そんなの嬉しくないよ。
だって、海斗がいなかったら……私はまた一人じゃない。
「海斗ぉぉ……。」
「ミイ………、生きて、か?」
「私より、海斗でしょ?!」
「だって、血……だらけ………そ、か……おれの…か」
海斗……喋らないでよ。
余計な体力使わないで。
「海斗、今から病院行くぞ。」
「ば、…か……兄貴………ミ……イを、逃がせ……」
「ちっ!」