Second Light
私のことなんて、構わない。
どうせ、あなた以外には必要のない命なんだから。
「わかった。いいか?
今から、俺の作戦どおりに動いてもらう。」
りゅうは立ち上がると、私たちを見下ろして言う。
「これから15分はここにいる。
ここなら、多分それくらいはバレねぇ。
15分後、俺が先にここから出て、周辺の奴らを片付ける。」
りゅうは腰のホルスターから、拳銃を取り出す。
「そうしたら胡桃は、海斗を連れて走れ。ここから先、500Mくれぇの所に緊急病院がある。
深夜でもやってる。それに、俺の知り合いだ。話はつけておく。」
りゅうは言いながらも、テキパキと準備に取り掛かる。
携帯を取り出しながら、拳銃に弾を込めている。
見た所、マグナムみたいだ。
さすが、りゅう。