Second Light



私のことなんて、構わない。



どうせ、あなた以外には必要のない命なんだから。




「わかった。いいか?
今から、俺の作戦どおりに動いてもらう。」


りゅうは立ち上がると、私たちを見下ろして言う。




「これから15分はここにいる。
ここなら、多分それくらいはバレねぇ。
15分後、俺が先にここから出て、周辺の奴らを片付ける。」



りゅうは腰のホルスターから、拳銃を取り出す。



「そうしたら胡桃は、海斗を連れて走れ。ここから先、500Mくれぇの所に緊急病院がある。
深夜でもやってる。それに、俺の知り合いだ。話はつけておく。」



りゅうは言いながらも、テキパキと準備に取り掛かる。



携帯を取り出しながら、拳銃に弾を込めている。


見た所、マグナムみたいだ。



さすが、りゅう。




< 387 / 577 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop