Second Light



「ミイ……から、キスしてくれね……?」



「うん……。」



きっと、もう力が入らないんだ。



なのに、強がって、言わないんだ。




「んっ………」


「は、甘ぇ………」



お互いに力が入らないから、重なるだけのキスだけど……



今までのどのキスよりも切なくて……愛を感じた。




「胡桃。」


「ん?」



久しぶりに、聞いた。



海斗がそう呼んでくれるのは、いつぶりだっけ?




「胡桃、好きだ。愛してる。」



「私も、海斗を……愛してる。」




私たちは、りゅうがくれた時間で、甘いキスと、お互いに愛を囁いた。




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