Second Light
「何者だ?!」
「待て!こいつはCDの幹部の龍騎だ。
俺たちの仲間だろう」
バンッ
バンッ
二発の銃声と、うめき声すら聞こえずに倒れる音。
そして、そのまま走り出す音が聞こえる。
さすがりゅう。
手際がいい。
「ーーーーーーー30。」
りゅうが走り出してから、私も30秒を確認して走り出した。
「……………。」
余計な体力を使わないように、喋らず、前を向いて走るけど……
段々と力が無くなって行く後ろの感覚がーーー怖い。
「………海斗?」
「………………。」
「海斗!」
「うっせ………き、……こえてる」