Second Light



「ーーそれでも走らなきゃいけない」



愛する、たった一人の私の光のために。




『胡桃』



彼の笑顔のために。


命をかけてくれた彼のために、私も命をかけるんだ。





そのまま、走り、私はホテル街に着いた。



夜で賑わうそこは、多くの人で溢れていた。



「◯◯△………」



店の名前を見ながら、私は歩く。



動いていないと倒れてしまう。




血だらけな私を、誰も気には止めない。



ここでは、ヤクザ程度のことは日常茶飯事だ。



流石に暗殺系には出会ったことはないだろうけれど。




「ーーーあった。」




私は一つの店の前に立ち止まると、すぐにそこへ入った。




ーーーーーーーーーー


ーーーーー

< 395 / 577 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop