Second Light
「いいか、胡桃。
俺について来い。
俺がお前の二番目の光になってやる。」
胡桃が海斗を 一番目の光だというなら、
俺はお前の二番目の光。
今度は、俺がお前を救ってやる。
「だから、お前のわがままをもう一度言ってみ?」
「ーーんっ!……ぐすっ……」
泣き方も下手で、きっと泣いたことも多くねぇんだろ。
「潤、私を一人にしないで………助けて!」
その日、俺は胡桃の心からの悲鳴を聞いた。
心からの願いを聞いた。
「了解。俺がそばにいてやる。一人になんかしねぇよ。
俺の手を取れ。救ってやる。」
俺の手を握る胡桃の手を、俺は強く握りしめた。