Second Light
☆11
再び、始まる
《胡桃side》
「じゃあ、俺から話がある。」
しばらく、私の話の余韻に浸った後、りゅうが話し始めた。
「最近、裏が騒がしいことと関係あるんだな?」
潤は、察したようだ。
「ああ。その前に……そいつはいいのか?」
りゅうが慎を指差して、潤に問いた。
「慎は闇の経験がねぇ。だから俺としては巻き込みたくねぇが……」
そう言っても、慎の意思を聞こうとしている潤は迷っているんだろう。
「俺は、拳銃とか扱えないけど、潤に協力したい。それに、胡桃ちゃんを救いたいとも思っている。
何でもいい。俺に手伝わして欲しい。」
そう言った慎の瞳には、覚悟が現れていた。
きっと、本気なんだろう。