Second Light
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「血圧が低下!心拍数も下がっていきます。」
「輸血を開始。」
「オペの準備を急げっ!」
とある病院の手術室で。
一人の少年が横たわっていた。
傷だらけの人物によって運びこまれた少年。
その時、少年は既に虫の息。
死の直前だった。
『お願いします』
そう一言言うと、走り去った人物。
そのフードから一瞬見えた、長い髪。
少年を受け取った看護師は、少女を見た。
治療をしなければいけないのは、彼女も同じだったのだ。