Second Light
「CDの誰かを狙っている?」
潤の言うことに、全員が頷く。
今の所、考えられる理由はそれだけ。
「となると、誰を狙ってるか?」
「それも既に調べてある。」
慎の一言に、またもやりゅうが返す。
「今回も、ターゲットはケイだ。」
「私?」
また、私。
CDが目障りで幹部の1人を狙うのはわかるけど……2回目も私。
誰かが裏で依頼をしているとしか、思えない。
「大丈夫だ……胡桃は俺が絶対ぇ守る。」
微かに震える私に気付き、潤は私を正面から抱きしめてくれる。
この腕の中にいると安心する。
私は、潤に体重を預けた。