Second Light



「CDの誰かを狙っている?」



潤の言うことに、全員が頷く。



今の所、考えられる理由はそれだけ。




「となると、誰を狙ってるか?」


「それも既に調べてある。」



慎の一言に、またもやりゅうが返す。




「今回も、ターゲットはケイだ。」


「私?」



また、私。



CDが目障りで幹部の1人を狙うのはわかるけど……2回目も私。



誰かが裏で依頼をしているとしか、思えない。




「大丈夫だ……胡桃は俺が絶対ぇ守る。」



微かに震える私に気付き、潤は私を正面から抱きしめてくれる。



この腕の中にいると安心する。



私は、潤に体重を預けた。



< 401 / 577 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop