Second Light
「胡桃………今日、いいか?」
「なにが?」
「胡桃の体温を、ずっと感じてたい。」
俺の言葉に、胡桃は最初こそ驚いた様子をしたが、微笑んでくれた。
さすがに意味はわかってくれたか。
「ん………いいよ。
今日はたくさん愛してくれる?」
「ふっ……いつも愛してるっつうの。」
「そういう意味じゃないよ!」
「わかってる。」
俺は、そこまで言うと、胡桃をソファーの上に押し倒す。
思いたくはねぇが……もしもの事があったとき……
ちゃんと胡桃の体温を覚えておきてぇ。
明日のためにも、お互いに支え合うためにも……