Second Light
「愛してる。まじでこんなに好きなやついなかった。」
「……んっ……私も……!」
「高校卒業したらでいい……俺と結婚してくれねぇか…?」
答えはその声で返ってはこなかったけど。
綺麗に泣いた胡桃が、必死に頷いたのは、わかった。
「じゅ、んっ……!……大好き!」
その夜は、お互いの身体に刻みつけるように……
愛し合った。
まるで、これからの未来を見透かしたように……
その夜ほど、俺たちが必死にお互いを感じた日はなかった。
幸せだった。