Second Light
衝撃の真相と仲間
《胡桃side》
「…………。」
右手に握る刀に力を込める。
目の前には今日の依頼である、一組の若いカップルが血の海に沈んでいる。
『尚、この計画にキングが関わっている可能性大。』
りゅうから渡された作戦のデータに、そう書いてあった。
キングが私を裏切っているということ。
それが、もしも……“あの日” にも関わっているとしたら?
キングさえも疑わなければいけない、この状況。
私は……それでも、殺されるわけにはいかない。
「行かなきゃ。」
私は、敵の計画通りに動くだけだ。
前半は、そのままで、なにかあれば、りゅうのライフルが援護してくれる。