Second Light
りゅうの声で、他のみんなも動くようだ。
そうこうするうちに、私は工場地帯に着いていた。
………広い。
前を走っていた奴は、既に曲がり角を利用して消えていた。
引き返しても、突破できるはずがない。
ここからが計画の始まりだ。
タァーンッ
「?!」
慌てて避ければ、さっきまで居た場所に穴が空いている。
狙撃だ。
私は、近くの工場の影に身を隠す。
ここからは、皆が援護に回って、首謀者を捕まえることになっている。
ーーと、その時だった。
ブォォォオオン!
低いエンジン音と、軽い振動。
そこに現れたのは………バイク?