Second Light
お互いに支えるために
《潤side》
後ろから胡桃に声をかけると、振り返った胡桃は、嬉しそうに微笑んだ。
「潤。」
そう呼ばれるだけで、俺はすごく舞い上がってしまう。
『いいか、ここからが本命だ。
今から全面戦争になる。
人員の差は大きいが、個々の力がでけぇ俺らなら多分いける。』
胡桃の手を握り、胡桃に手を握られ、
俺たちは龍騎さんの指示に耳を傾ける。
『ここからは、死に物狂いで戦え。
指示はしばらくは無しだ。
相手の表上でもいい。ボスを見つけしだい、通信にて全員に報告。
そいつ以外は、殺っていい。』
戦場の指揮をとっているやつだけを生け捕りにする。
これが俺らの今回の目的。
最終的に、黒幕を吐かせる。
『キングを見つけしだい、そちらも生け捕り。
任務完了しだい、事前に指示した場所に集合だ。』