Second Light
「J、あっち!」
「了解っ」
ヒュッ
ドーーンッ!!!
これで、ここ周辺は、あらかた片付いたんじゃねぇか。
「次、あっちのエリア行ってみよう。
勘だけど、あっちに何かある。」
胡桃の言葉を信じ、俺たちは戦場を一直線に走り抜ける。
ここら辺は、誰の気配も感じない。
本当に誰もいないか、それとも気配を消されているか……
おそらく後者だろうな。
俺は拳銃を持つ両手に力が入る。
2丁拳銃っつうのは、手がいっぱいになるのが最大の不便の一つと言ってもいいだろう。