Second Light



「思えば、お前らと俺との繋がりは長かった。寂しさもあるが、仕方のないことだ。」




ここで、私は違和感を感じた。



何か、おかしい。



キングの話………に拭いきれない不可解な感じがある。




「楽だったことなんて少しもないから、思い出があるわけじゃねえけどな。」




何が変だ?




まず話す内容がおかしい。



この瞬間、私たちを殺気で縛っただけだ。



動けなくするなら、撃ってしまえばいい。



この世界は、脅しじゃなくて実際に撃っても構わないから。



精神的に動けなくするより、物理的な縛りの方が、楽なはずだ。




「えげつねぇ世界だったが、楽しめたか?これで、終わりだ。」



< 441 / 577 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop