Second Light
「思えば、お前らと俺との繋がりは長かった。寂しさもあるが、仕方のないことだ。」
ここで、私は違和感を感じた。
何か、おかしい。
キングの話………に拭いきれない不可解な感じがある。
「楽だったことなんて少しもないから、思い出があるわけじゃねえけどな。」
何が変だ?
まず話す内容がおかしい。
この瞬間、私たちを殺気で縛っただけだ。
動けなくするなら、撃ってしまえばいい。
この世界は、脅しじゃなくて実際に撃っても構わないから。
精神的に動けなくするより、物理的な縛りの方が、楽なはずだ。
「えげつねぇ世界だったが、楽しめたか?これで、終わりだ。」