Second Light
そんなことを考えていた。
だから、油断した。
集中力を切らし、安心感が出てきた私に……銃口を向けられたことに気づけなかった。
ガァンッ
?!
「っつうーーー……?!!!」
「ケイ?!」
私に、当たる銃弾。
幸いにも、急所ではない。
でもーーー……
「ケイ、その腕?!」
「いいから、先に行け!」
左腕からは、血が止まらない。
銃弾は左腕の二の腕に直撃。
撃たれた同時に、物陰に隠れた私は、止血をしながら、潤に叫ぶ。
潤は躊躇いながらも、キングを見て、頷いて、前に進み始める。