Second Light
途中で誰かと合流をすればいいんだけど……。
起爆スイッチは、私が持っているから、潤がこの場を離れても問題ない。
本当は、標的にされている私が、単独行動をしない方がいいんだろうけれど。
仕方ない。
潤もそれをわかっている。
それに、私がこんな所で負けないと信じているだろうから。
大丈夫。私は勝つ。
ハンカチで左腕を強く縛り、とりあえず止血を完了した。
左腕の骨まで刺さった銃弾のせいで、左手が使えない。
利き手じゃないだけ、良かったけど。
私は、相手を探る。
相手は、ここからじゃ見えない。