Second Light
仕方ない。
一か八か……ここから出るしかない。
片腕は使えないけれど、もともと私は利き手でしか撃てないし。
グレネードもまだある。
私は、その場から勢いよく飛び出す。
ガァン!
コンテナに当たり、穴が空いたのがわかる。
今の撃たれた角度から位置を逆算すると……あそこか。
私は、大型コンテナが三段積まれた場所の上を見る。
人影と銃がわかる。
相手も、私に見つかったことがわかったのか、立ち上がった。
「逃がさない!」
手榴弾を取り出す。
コンテナの上に上り、三段コンテナまで走る。