Second Light



コンビニの音が聞こえない。


どうやら、潰れることになったらしい。



当然、コンビニの中に人はいないし、人通りが多くない場所だから、俺たち以外に人はいねぇ。




「遅い。ケイは何やってんだ。」



龍騎さんが、時計を確認して呟いたと同時に、近くのマンホールが動いた。



ガラガラ




「やっと着いた。」



疲れ切った声と同時に現れた、胡桃。




皆の手前、堂々と恋人らしい行動はできねぇが安心が心の中に広がる。




「ケイ、腕は大丈夫か?」



俺は気になっていたことを言う。




胡桃と俺が分かれたあの時。



銃弾は胡桃の左腕に直撃したようだった。



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