Second Light
「キング。どぉしてこんなことに協力したんですか?」
龍騎さんの冷たい声だけが、森に響いた。
俺の前で座って龍騎を見上げたその男は語った。
「それを、この場で言っていいのか?」
「いいから言えよ。」
龍騎さんは、キングの言葉を受け止めずに軽蔑の表情をキングに向けている。
「俺はあんたとは長年の付き合いだが、こんな男じゃねぇと思っていた。」
吐き捨てるようなその声に、誰もがゾッとした。
「………この男から持ちかけられた話だったが。」
キングは首謀者らしき男をチラリと見た。