Second Light
「………さあな。」
ダァンッ!!
「J!」
愛が俺の名を呼ぶ。
俺は、キングの太ももを撃ち抜いた。
「っ………」
反応をするが、キングは一瞬顔を歪めただけだった。
それがまた、俺の怒りを湧き上がらせる。
こんなやつ、苦しめばいい。
「キングの尋問は、後で俺が詳しく行う。どうやら、まだ何かありそうだしな。」
龍騎さんがそう言うと、皆の視線はトラの足元に集まる。
正確には、そこに座る男に。
「お前、名前は?」
「答える義務がない。」
こいつも、ふざけてやがる。