Second Light
「ね、潤………」
しばらく進み、ある程度距離が離れると、胡桃がか細い声を出す。
「私は………金で売られたんだね。
また、私は……買われた。」
前は、力強くでキングに買われた。
そして今回は、金で売られた。
「私の殺しの依頼を、誰かがした。
でも、それをキングが買うなんて……」
思わず、胡桃を抱きしめた。
こんなに弱い胡桃を、俺が守らなくちゃいけねぇのに。
なんで、守り切れなかった?
結局、胡桃はまた傷を負った。