Second Light

「ーーーんっ」



目を合わせ、お互いに顔を近付けて唇を合わせた。



胡桃から漏れる、甘い声。




なんで、こんなに可愛いいんだろう。



みんなが尋問をしているというのに、俺は場違いだ。




それでもいい。



今は２人っきりだから。




この空間だけは特別。




「舌出せ。」



俺が命令するように言えば、恥ずかしがりながらも、ゆっくりと胡桃は舌を出す。



「……ふぁ………ん」



「口、もっと開けろよ。」




舌を絡め、いつも以上にゆっくりと攻めて行く。



このキスは、胡桃のためのキス。



安心させるために、心を落ち着かせるために、俺が与える精一杯の優しさ。