Second Light
《胡桃side》
どうしてだろう?
なぜ、私の目の前は真っ赤なんだろう?
「おい、てめぇ!!」
ダァン!!
ダァン!!
続け様に聴こえる銃声が、遠くに感じる。
目の前に大好きな潤の顔があるのに、彼は笑っていない。
「ライオン、捕まえろ。」
「すまねえ!!俺が油断した隙に隠し持っていた拳銃を取り出して逃げやがった!!」
トラとライオンの声が聞こえた。
でも、そんなことどうでもいい。
「おい!2人とも大丈夫ーーーーっ?!」
トラの声が途中で止まる。