Second Light
「ケイさん、しっかり支えてください」
「落ち着いてケイ!」
こんな不合理なことあり得るわけがない。
だって、潤が殺される理由なんてない。
こんなの、嘘だ。
潤は死なない。
だって、ずっと一緒にいようって……
「いや………潤………」
時が止まったように、音が聞こえなくなる。
視界に入るのは、瞳を閉じて、頭から血を流して、ピクリとも動かない潤。
心音すら感じなくて、ただ、潤の体は温かい。
「潤ーーーーーーーっ!!!!」
私の叫び声だけが、頭に響いた。