Second Light
この先、何年あなたを待たせるのかわからないけれど、待っていて欲しい。
私は必ず、あなたの所に戻ってくるから。
「でも、もしも待てなかったら忘れて。
私のことは夢だったことにしていいよ。
その時は長い長い、夢だったと思って。」
あなたが再び起きることを、私は信じている。
だから、行ってくるね。
私はかがんで、彼の唇にキスをする。
もしかしたら、最後かもしれない。
だから、勝手にキスする私を、旅立つことを許してね。
そして、もう一度、この言葉を伝えるよ。
「潤、不安になることないよ。
私も潤も、心は一つだから……大丈夫。」
1年前のあの日の前夜、愛し合った時に私は言った。
私たちの心は一つ。
だから、大丈夫。