Second Light
振り返れば、あいとりゅうとトラとライオン。
えっと………誰が呼んだんんだろう?
「受け取れーーっ!!」
ライオンは、私に向かって何かを投げてきた。
「え……?!ちょっと!」
慌てて受け止めれば、そこにいるのは20cmくらいの、テディベア。
「俺の一番のお気に入りだからな!!」
その無邪気な笑顔は、泣きそうだった私に笑顔を与えてくれた。
「みんな、大好きーーーっ!!」
そう言うと、私は今度こそ振り返らずに歩く。
皆が後ろで手を振ってくれてることが、わかるよ。
だから、私は振り返らずに、後ろに向かって手を振った。
みんな、本当にありがとう。
皆の時間を、私は動かせたかな?
私は、前に進むよ。
きっと強くなるから。
そして、私は、アメリカへと旅立つ。