Second Light



振り返れば、あいとりゅうとトラとライオン。



えっと………誰が呼んだんんだろう?





「受け取れーーっ!!」



ライオンは、私に向かって何かを投げてきた。




「え……?!ちょっと!」




慌てて受け止めれば、そこにいるのは20cmくらいの、テディベア。




「俺の一番のお気に入りだからな!!」




その無邪気な笑顔は、泣きそうだった私に笑顔を与えてくれた。




「みんな、大好きーーーっ!!」




そう言うと、私は今度こそ振り返らずに歩く。



皆が後ろで手を振ってくれてることが、わかるよ。




だから、私は振り返らずに、後ろに向かって手を振った。





みんな、本当にありがとう。




皆の時間を、私は動かせたかな?


私は、前に進むよ。



きっと強くなるから。





そして、私は、アメリカへと旅立つ。





< 495 / 577 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop