Second Light
「お前が起きるのを、ということなら、あいつは待っていた。
お前を信じている、と言っていた。」
そうか………良かった。
胡桃は俺を待っていてくれたんだ。
何よりもそれが嬉しくて、俺の心は幸せに溢れてきた。
だから、思いもしなかったんだ。
君がもう、俺の隣にいないなんて……
「胡桃に会えますか?」
「………胡桃は、お前との約束を待てないと言った。」
俺の話はガン無視して、龍騎さんは言う。
約束?
なんの約束だ?
「お前と、結婚の約束をしていたらしぃが、卒業まで待っていることは無理だと、あいつは言った。」