Second Light



「会えないんですか………?」



「誰にもわからねぇ。
あいつが帰ってくるのか、来ないのか……でも、あいつはお前に待っていて欲しい、と言って旅立った。」




待っていて欲しい。




わがまま言えるようになったじゃねぇか。



いつでも自分の感情を押し殺してきた胡桃が、俺の知らない間に変わっている。




「あいてぇな……」




何で、お前がそんな道を選んだのか、俺にはわからねぇ。



けど、胡桃がそう決めたなら、応援してやるよ。



いつでも俺は、お前の恋人だからな。



それは、変わらねぇ。




俺とお前の心は一つだと、お前が教えてくれたから。




俺は信じるよ。




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