Second Light



「私は、次は休むので。」



そう言うと、凛堂は俺にお辞儀をして、俺が歩いてきた道を進み始める。




「ちょっと待てよ。次休むとか体調悪い訳じゃないなら、休むなよ。」



「じゃあ、体調悪いので休みます。」




じゃあ、って……明らかにサボりだろ。



見た目が真面目なくせに、実は不良なのかこいつ?




「いやいや、お前嘘吐いてるだろ。」



「お気になさらずとも、あなたに迷惑はかからないし、私がいなくても影が薄い私はバレません。」



自分で影が薄いとか言うなよ……



聞いてるこっちが悲しくなってくるじゃねえか。




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