Second Light
「とにかく私は、行きますから。
あなたはしっかりと授業を受けて下さいね。」
そう言い切ると、凛堂は俺に背を向けた。
そのまま歩いて行く凛堂を見つめていると
キーン コーン カーン コーン
あ、本鈴だ。
遅刻決定。
「今から行ってもな………」
今の凛堂とのことで、やる気は一気に下がった。
こんなテンションで授業を受けても、頭に入らないから意味がないしな。
「気になるから、様子見てみるか。」
俺は、凛堂の後を追った。