Second Light
何がしたかったのか、凛堂はそのまま校舎の中へと去って行った。
まさか、こんな身近に裏の住人がいるなんてな……
なぜ、裏の人間が高校なんかにいるのか?
なぜ、俺に暴露ても始末しないんだ?
色々と考えさせられることはあるが、深く関わらなきゃいいのか?
俺は、つい溜息を吐いてしまう。
「はぁ………厄介なことを見つけちまったな………ま、でも。」
俺は、思わず、顔を綻ばせる。
「楽しくなりそうだ。」
まさか、俺が深入りしない訳がないんだけどな。
面白い女、見つけたな。