Second Light
9月までの期間、私はこの学校に入学して、その人と怪しまれない程度に接近することになっている。
だけど、まさかこんなことになるなんて…
ジィーーーー
横からの強い視線を感じる。
その正体は、東條 那津という男。
つい昨日、席替えが行われた。
なぜ、こんな奴と隣になってしまったのだろう?
先週、面倒な所を覗き見されたばかりだというのに……
「なぁ凛堂。」
「……………。」
「なあってば。」
「…………何か?」
最近知ったことだけど、この人しつこい。
私が無視をしようと、諦めずに話しかけてくる。