Second Light



「俺、お前と仲良くなりたいんだけど。」


「その必要を感じない。」



「仲良くなるのに、大層な理由が必要なのか?」



…………しつこい。


本当にしつこい。



放っておいて欲しいの。


適度な距離を保っておきたいのに……




「………もう、好きにすればいいわ。」


「よっしゃ。よろしくな、凛堂!」



「そこ!何を喋っているんだっ!!」




あ………。



前を見れば、今の授業を担当している数学の教師が、こちらを見ている。




「お前ら!俺の授業で私語とはいい度胸だな!!」



「げ………鬼山だ。」



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