Second Light
照らす光
《潤side》
キーンコーンカーンコーン
朝のHRの合図である鐘の音を聞きながら、俺は視線を横の席に移す。
ーー今日も休みか。
俺が体育館裏でみくると話した翌日からみくるは欠席を続けている。
「怖気付いた……ってわけでもねぇだろうし…」
あいつはそんな奴じゃねぇだろ。
やっぱり……俺らとは違う世界ーー裏の世界で仕事をしているのだろうか?
「佐倉はーー今日も休みだな。
風邪が長引いているらしいが……」
担任は、出席をとると、すぐに去ってしまった。
慎は、すぐに席を立つと、俺のところに来た。