Second Light
「その辺にしなさいよ。」
さすがに、こんな場面を素通りは出来ない。
私は仕方なく、物置きに入った。
「凛堂 鈴波……!!」
私の姿が現れた瞬間、両国さんは憎悪の視線を向けてくる。
「さっさと消えろ、馬鹿どもが。
やり方が汚いのよ。そんなの何の特にもならないっていうのに。
まさに人間らしいわ。」
「何ですって?!」
私は、取り巻きの2人が持っていたハサミを取り上げる。
「こんな物、次に人に向けたら、今度は私があなたに殺す気で向けるわ。」
私が殺気を出して睨めば、取り巻きらしき女の子2人は、どこかに消えて行った。