Second Light
俺の提案に、潤さんはホッとしたようだった。
「悪いな、頼む。」
「いえ、大丈夫です。たいしたことではないですから。」
潤さんはかなり気を使って、女を抱えている。
潤さんは、余程この人が大切なんだな。
何と無く嬉しくなった俺の頭に、何と無く凛堂の姿が浮かんだ。
「失礼します。」
階段を降り切って、保健室の扉を開けるが、中には誰もいないらしい。
「誰もいないみたいですね。とりあえず、ベッドに乗せますよね?」
「ああ。」
体を横にずらして、潤さんに道を開ける。
潤さんはそのままベッドに、ゆっくりと女を寝かした。