Second Light
「なんだよ?」
「あ……すいません。
なんか嬉しいんです。」
「嬉しい?」
潤さんの表情は変わらないが、きっと変なやつとでも思われているんだろう。
でも、きっと潤さんに好きな人ができたと聞いて、嬉しくなるのは俺だけじゃないはずだ。
「俺らってNo1だから、欲を持った女ばかり集まりますよね。」
「そうだな。」
俺もそうだ。
そこそこに仲良かっただけのクラスメイトが、狼神だと知った瞬間、妙に近寄ってきた。
本当に気持ち悪かった。
「だけど、潤さんがこの人を見る目は、本当に……好きなんだなって感じます。」