Second Light
東條の一言で、みんなは元の雰囲気に戻った。
私は、その場から逃げた。
全部私のせいなのに。
なんで、あなたは助けてくれるのよ。
意味がわからない。
悔しくて、虚しくて、悲しくて、痛くて。
どうしようまないこの気持ち、どうすればいいか、わからない。
「待てよ!」
「やっ………!」
気が付けば、私の手は東條に掴まれていた。
「どうしたんだよ?」
見ないで欲しい。
こんな心がぐちゃぐちゃな私を見ないで。
「な……話してくれよ?」
「嫌…」
絶対に誰にも言わない。
誰にも心を開きたくないの。
これ以上、私を乱さないで。