Second Light



東條の一言で、みんなは元の雰囲気に戻った。



私は、その場から逃げた。




全部私のせいなのに。



なんで、あなたは助けてくれるのよ。




意味がわからない。



悔しくて、虚しくて、悲しくて、痛くて。



どうしようまないこの気持ち、どうすればいいか、わからない。







「待てよ!」



「やっ………!」



気が付けば、私の手は東條に掴まれていた。



「どうしたんだよ?」



見ないで欲しい。


こんな心がぐちゃぐちゃな私を見ないで。



「な……話してくれよ?」


「嫌…」



絶対に誰にも言わない。



誰にも心を開きたくないの。



これ以上、私を乱さないで。




< 545 / 577 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop