Second Light
「もう、これ以上私の心を掻き回さないで……」
「無理だよ。
だって、俺はお前が気になるんだから。」
思いもしない回答に、私は東條の顔を見た。
真剣な顔で、私を真っ直ぐに見つめる彼の言葉を、嘘だとは思えない。
「俺は、お前のことを好きかもしれない。」
こんな言葉を望んでいたはず、ないのに……
どこかで嬉しいと思う自分がいる。
「何も………なにも知らないくせにっ!!」
「じゃあ教えろよ。
鈴波のこと、教えろ」
命令口調で、勝手に名前を呼び捨てにして……