Second Light
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「正直、絶対に来ないと思ってた。」
目の前で、私を意外そうに見る、両国さん。
結局、私は呼び出しに応じていた。
「私も、あなたに伝えたいことがある。」
「………あなた、本気で那津に惚れたとか言うの?」
私は、その質問には答えなかった。
「私は、あなたに宣戦布告をする。
夜道には、是非気おつけて。」
その代わり、そう言い切る。
「ありがたくない忠告ね。」
両国さんは高飛車な態度を変えようとはしなかった。
私が、例え彼に恋心を抱いたとしても。
私は、彼のそばにいる資格はない。