Second Light
《鈴波side》
ブブブ……ブブブ……
「はい」
着信を知らせるスマホのバイブ。
私は、耳に当てて返事をした。
『リンさん、任務の開始は……』
「………わかってる。今日よね。
深夜0時に、◎◎付近にいると思う。
電話はしない。そっちで私を探して。」
『了解。』
死体処理係への連絡を終える。
今日は平日だけど、学校は休んだ。
今日、私は任務を実行して、去らなくてはいけない。
「ーーーごめんね、那津。」
いつの間に、こんなに深みにはまってしまったんだろう?