Second Light
孤独だという彼女に、何を言えばいいのか俺にはわからない。
そもそも答えなんて、ないのかもしれない。
「那津は、私の過去を知ってしまった。
裏について知りすぎた。
だから、殺さなくてはいけないの。」
抗おうともがいている鈴波。
必死に光を探している、鈴波。
でも、何故だろう。
『殺さなくてはいけないの』
今の言葉には迷いがなかった。
「俺を殺そうとしているのか?」
「せめて、私の手で殺してあげる……」
鈴波は、引き金をひこうと力を込めた
瞬間のことだった。
「待って!!!」