Second Light



「だろうな。
確実に佐倉みくるのことを、忠告されそうだよな〜。」



慎は困ったように苦笑いする。



俺の勘が間違っていなければ、みくるは裏の人間。



当然裏の人間と関わっていたら、翔太に言われんだろぉな…






「潤!慎!」



突然屋上に響いた声。


聞き覚えのあるーーー声。



噂をすれば影が差す、っつのは正にこぉいうことか。




「翔太か……」



屋上の入口である、扉の上。



そこに一人の男が立っていた。




「よっ!久しぶりだな!」



根が明るいせいか、いつでも元気に笑っているやつ。



男にしては少し小柄な体格だが、それを生かして仕事をしている。




< 57 / 577 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop