Second Light
「今日は何の用だ?」
「とぼけんなって!俺が言いたいことはわかってんだろ?
今、2人で話してたじゃん。」
こいつ……聞いてたのか。
っつうことは、最初からいたと考えた方がいいのか?
こいつの気配の消し方は、俺らとは比べものにならない。
まず、誰も気付けねぇだろ。
……そういう仕事だからな。
「お前ら、裏の人間に関わってるらしいじゃん?」
「早速……だな。」
「ま、俺もあんまり時間はねぇんだ。
これから、この街で仕事があるしな。」
「ああ。」
一瞬にして、翔太の目線は鋭くなる。