Second Light
「………。」
「潤では絶対に、あの子の闇を止められない。」
俺をしっかり見据えた翔太。
こんな翔太を見るのは、初めてかもしれない。
「あの子は、やめておけ。」
「……あいつは、なんかほっとけねぇんだ。みくるは…目が死んでたんだ」
「それでも、俺は潤に関わって欲しくない。……潤に、この汚ない世界を知ってほしくない。」
俺の言い分を聞き終える前に、翔太は背を向け、去っていった。
「潤、どうする?」
「……翔太には悪ぃが、身を引くつもりはねぇ。慎、お前も俺について来なくてもいい。」
「なに言ってんだよ。俺は潤の右腕だよ?俺がいなきゃ、だめでしょ。」