Second Light
「面倒なものを押し付けるな。」
トラは不機嫌さを隠そうと、不気味に笑った。
やはり、こいつらから見ても、蜂という奴は気に入らないらしい。
「とりあえず、幹部室でも行ったら?」
「ケイはどうするんだ?」
「帰る…」
そう言うが早いか、トラは私をじっと睨んだ。
「……一緒に幹部室に行こう。」
どうやら、明日も学校を休むことになりそうだ。
「ありがとうございます。」
にっこりと笑った蜂には目を向けず、私は一足先に幹部室へと向かう。
幹部室に着いたら、新人はやるべきことが多い。
そして、それを先輩として私たちが手伝うことになるだろう。