Second Light
みくるは暫く (しばらく) 教卓を睨むと、視線を窓の外に戻した。
どうやら、都合の悪ぃ相手らしぃ。
だが……どうやら必然的に関わることになりそぉだ。
窓側最後列のみくる。
そしてその後ろに設けられた新しい机と椅子を見る限り、あの男は避けられねぇだろ。
「みくるさん。」
そして、教卓から歩いて来た男は、窓の外を見続けるみくるに声をかけた。
「あなた誰?」
俺からみれば、わざとらしく知らないふりをするみくるに、そいつは言った。
「いやだなぁ、昨日会ったじゃないですか。」
その言葉に俺は驚愕する、が。
それ以上にみくるは驚きの色を見せた。