Second Light
「あなた、なんで私のこと知ってるの……?!」
どうも状況が読めねぇ。
みくるはこいつと知り合いのようだった、が違ぇのか?
「それは知ってますよ。
僕はずっとあなたのファンでしたから。」
「そんなこと、昨日は一言も……」
「当たり前ですよ。
他の2人に目をつけられたら、たまらないですから。」
みくるは男を強く睨んだ。
「でも、ここに来るのは大変でしたよ。
なにせ、キングに手を借りることになりましたから。」
「お前っ!!」
『キング』という言葉に反応したみくる。
席を立ち上がり、男の腕をつかんだ。
「そんなこと、この場でできますか?」